寝取られ同人誌 三崎 「続 ぼくだけがセックスできない家」絶望と苦悩が鮮やかに描かれたBSS系作品の傑作が爆誕！

管理人の感想・レビュー

密かに想いを寄せていた本田さんが実兄に抱かれたショックに追い討ちをかけるように、そのまま兄と付き合う事になった事実を告げられる優。真面目だった本田さんが初体験を経て綺麗になっていく表情は「恋する女子の顔」そのもの。

兄弟とそれぞれ付き合う事になった本田さんと藍沢さんは優の家をたびたび訪れる訳で、その事で「自分の居場所」を侵害されていくのもツラい...。自室に居れば隣室から漏れてくる本田さんの喘ぎ声を聞かされ、風呂場へ行けば裸の藍沢さんと鉢合わせる。どこにも逃げ場のない精神的なキツさは計り知れないですね。

ひたすら辛い想いを味わう優を置き去りにして、2組のカップルはますます親密度を増していき、学校を休んで繰り出したレジャープールでダブルデートを楽しんだ後は、そのまま家に戻ってラブラブモード。カップルそれぞれでイチャイチャするのかと思いきや、ここからまさかのスワッピング展開に突入！

真面目で樹にベタ惚れの本田さんが年下でチャラい壮真に貸し出される背徳感はかなりのもの。ノリノリの壮真に怒り心頭の藍沢さんも最初は生徒会長の樹に好意を見せていた事もあり、やがて4人入り乱れてのセッ◯スに夢中になっていく。

壮真に対してはいつも強気だった芽衣が、樹の前ではしおらしさを見せ、自分から足を開いて樹に挿入をねだる姿にグッときますね。一方で優しい樹とは違う、壮真の強引な愛撫と遠慮のない腰振りでメチャクチャ感じてしまう本田さんの艶姿が最高にエロい！

快楽を貪るにつれて素直になっていく藍沢さんと、どんどん淫らに開花していく本田さんの違いも印象的。こっそり覗き見する事しかできない優を嘲笑うかのように、ハメまくり貪り合うクライマックスシーンは異常なまでの迫力と興奮度でした。

そして、そんな4人の行為に納得できない優が勇気を振り絞って本田さんに忠告するも、「あなたには関係ない」と完全に拒絶される始末。自分に全く非がないにもかかわらず、最後まで辛い想いをし続けるという、主人公にとっては全く救いのないものに。

この主人公が味わう絶望の闇が濃い分だけ、ヒロイン2人のエロさが際立った「BSS(僕が先に好きだったのに)」系作品の醍醐味が詰まった名作でした。ぜひ、『前作』から続けて読むのをオススメします。

前作『ぼくだけがセックスできない家』のレビューはこちら»

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