同人誌 アルプス一万堂 「【驚愕】爆乳母娘を隠し撮りした結果…」オール定点カメラ視点で描かれた意欲的な母娘NTRストーリー。

感想・レビュー

「オール定点カメラ視点」という非常に面白い試みがなされた母娘NTR系作品。「定点カメラ視点」は様々な寝取られ作品でセック○シーンのボリュームや迫力を出すのに使われてる表現方法ですが、その「定点カメラ視点」のみで作品を構成した実験的な意欲作となっています。

ヒロインは、女子大生・葵と、母の久美子の二人。母娘だけのことはありムチムチなスタイルと飾らない性格がよく似ていてどちらも魅力的。それぞれが生活する部屋を舞台とし、定点カメラ視点でストーリーが展開することで、まるでヒロイン達の私生活を覗き見しているような没入感とドキドキ感が楽しめます。

娘・葵視点では、大学進学を機に始めた一人暮らし生活の中で、優しい彼氏がいながらヤリチンとの肉欲まみれのセッ○スに流されていく姿を、そして母・久美子の視点では、張り合いのなくなった生活を埋めるため、絵画の家庭教師との不倫セッ○スに溺れていく姿をそれぞれ丁寧に描き出し、2人のヒロインのリアルでエロい性生活を、当事者のような視点でじっくりと味わえる。

特に母・久美子が間男とのセッ○スを始める前にリビングのカーテンを閉めて、薄暗くなった部屋の中で不倫セッ○スに興じる細かな演出が効いている。近所の目を気にしながらも昂ぶる性欲が抑えられず、夫が帰ってくる時間ギリギリまで求め合う姿にエロさが感じられます。他のシーンでも場所が変わらない分、時間の流れを表現するための工夫がなされていて、光で昼間や夜の時間帯を上手く表現する事で、ストーリー展開に生活感を与えていました。

そして「寝取られ系作品」には珍しく、ラストが「完璧なハッピーエンド」になるのも凄く印象的でしたね。葵の彼氏と久美子の夫、両方とも自分のパートナーが寝取られた事には気づいていないのでストーリーに悲壮感はなく、むしろハプニングを経てより親密になった2組のカップルのラブラブっぷりだけが際立ち、「寝取られ」と「イチャラブ」がバランスよく両立していました。

それから、通常「寝取られ作品」には「寝取られ役」が存在することで、「寝取られ作品」ならではの興奮を味わえますが、全編「定点カメラ視点」の本作では、読者自身が「寝取られ役」になったような不思議な感覚と興奮を覚えました。逆にシーンが変わらない事の弊害としては、ストーリー性が若干犠牲になっている所が挙げられますね。特に葵と久美子に間男が手を出すタイミングがちょっと唐突すぎる気がしました。そういった意味ではキャラクターの心理など、描かれていない部分を想像力で補うのもこの手の作品の楽しみ方かもしれません。

とはいえ、面白い試みであるのは間違いなく、「寝取られ作品」の表現の幅を広げて新しい作品を生み出していこうとする、著者の意気込みが感じられる素晴らしい作品でした。

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また、この作品と似たコンセプトで作られた作品として、「NTロボ」さんの『愛妻、同意の上、寝取られ 露出』もオススメです。こちらは、「露出感」を出すために「定点カメラ視点」を多用していて、緊張感に満ちたエロさが楽しめます。

愛妻、同意の上、寝取られ 露出のレビュー記事はこちら»

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