「背徳 ずっと好きだった2」のあらすじ
光成は同じ大学に通いマンションも隣に住む親友である克也の彼女、美尾に実りのない恋をしていた。夜な夜な隣から漏れ聞こえてくる嬌声に興奮を覚え、虚しく自慰をする毎日だ。
そんなある日、克也は突然訪ねてきた元カノに迫られ再び関係を持つ。克也がモテる事に常に猜疑心を抱いていた美尾は、それが現実化した事にショックを受け、自分に好意を持っていると薄々感じていた光成となげやりなセックスをしてしまう。
美尾は意外にも克也への罪悪感を感じなかった自分に驚くも、自分が優位に立てる、克也とは違った男とのセックスに楽しさを見出し、また光成も親友の彼女を寝取った事に気まずさを感じつつも、童貞だった自分がモテ男と同じ女を共有できる関係性に興奮し、何よりセックスの恍惚感から抜け出せなくなりどんどん美尾との関係に没入していくが……
優しい絵柄でリアルかつハードコアな恋愛事情を描くえろしーさんの第3作で、ロングセラーとなっている『ずっと好きだった』の続編。実践的かつフェミニンな性描写、胸のうずくような切ないムード感覚を満喫いただけます。
引用:©書肆マガジンひとり/えろしー
電子版はPDFとJPEG画像のZIP。無料の体験版は冒頭7ページを収録しております。
「背徳 ずっと好きだった2」のサンプル画像

© 書肆マガジンひとり/えろしー

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「背徳 ずっと好きだった2」のレビュー
前作「ずっと好きだった」の続編で、美尾(みお)、光成、克也の3人を巡るリアルな恋愛模様が描かれます。
まず一般的な成年コミックやエロ系同人作品と比べてかなり異色な作品と言えますね。絵柄は柔らかく繊細で、登場人物の男女が織りなす感情の表現に重きが置かれた作品です。カラミの濃さやエロさを重視する作品とはまた違った魅力があって、ドラマの様なストーリー展開が楽しめます。例えると「18禁東京ラブストーリー」といった感じでしょうか。
前作のラストで光成と美尾が絡み合う一コマが異様なエロスを醸し出していたので、その続きから始まるのを期待していたんですが、残念ながらその場面の描写はありませんでした。ストーリーはあくまで美尾と克也を中心に展開し、光成はサブキャラクターといった扱いです。ふたりの些細な変化に気付いた克也が苦悩しながら美尾を乱暴に犯す場面の描写は迫力があり、これまで付き合った相手にはそれほど執着してこなかった克也が初めて味わう苦悩や嫉妬といったドス黒い感情が渦巻く中でのセッ○スの盛り上がり方が凄いですね。
手○ンやフェラ○オ、挿入時の音(効果音)やあえぎ声にも臨場感があり、リアルなエロさを演出していて、細かい所では正常位で繋がり合う男の顔にそっと添える手や、絡め合う足の爪先にまでエロさが滲み出ていています。克也と美尾、光成の3人に加え、さらに克也を慕う悠子との関係を交えながら、それぞれの苦悩と嫉妬、後悔、失望などの想いが交差し、理性だけでは計れない本能が求めるエロスを堪能出来る作品に仕上がっています。
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